Music

Music

展覧会概要

Little Intonarumori

『Beastie Beats Exhibition』は未来派の芸術家、ルイージ・ルッソロが考案した楽器「イントナルモーリ」を題材にしています。ワークショップの参加者に「イントナルモーリ」の小さなキットを組立ててもらい、その後サウンドインスタレーション作品として展示します。

過去の未来から
 『Beastie Beats Exhibition』は未来派の画家、音楽家のルイージ・ルッソロが発明した「イントナルモーリ」(調律された騒音楽器)及び、関連する運動である「未来派宣言」を題材としています。それらを現代の価値観から再解釈し、インスタレーション、ワークショップへと展開した展示です。イントナルモーリは産業革命以降、機械化によりもたらされた近代社会の音(機械や電気のノイズ)との調律を図った楽器とも言えます。 このような背景のもと制作されたイントナルモーリは、騒音を生成する楽器というだけあり、必ずしも洗練された形状ではありません。しかし、ぶっきらぼうでユニークな形は、どこか生き物にも似た哀愁を漂わせています。 私は初めてこの楽器を目にした時、装置という無機質なものというよりは、奇妙な声で吠える生物のような印象を受けました。そのインスピレーションから、これらを楽器としてではなくサウンドオブジェとして扱い、音楽的空間、時間という概念を取り払ったサウンドインスタレーションとして展開しようと考えました。 今の私たちが構造を変化させることにより、過去の芸術作品とは違った価値を作り出そうという試みです。
 未来派の運動を傍観した時、衝撃を受けると同時に、当時と今の社会的背景の共通点や、価値観との乖離に気づきます。過去と同様、私たちが生きている社会にも科学的進歩の恩恵と、それらが生み出す悲惨な現状の両者が存在します。 現代社会は未来派が夢描いたものとは少し違ったものかもしれません。しかし、過去のその時代に生まれた芸術作品から、私たちはそれとは違う新しい未来を紡ぎだせるのではないでしょうか。

 

嶋田 晃士

Beastie Beat Exhibition

-ルッソロと過去からの未来をたよりに-

 

日時:

2014年11月25(火) - 11月30日(日)

10:00 - 20:00 (最終日のみ17時まで)

 

会場:

京都芸術センター 南館 3F ミーティングルーム2

入場無料

 

主催:

嶋田 晃士(アーティスト)

共催:

京都芸術センター

http://www.kac.or.jp/